酸性染料で羊毛を染める


1.含金染料 2.酸性染料

浸染(しんぜん)について
特徴
  • 染色浴に、染める素材を入れて染めます。
  • 一般的に、同色で均一に全体を染める染色方法です。
  • 沸騰状態で、染める必要があります。
    ≡ 例外 ≡
    反応染料、スレン染料、化学藍、分散染料
  • 初心者でも、簡単に染められる染料です。
  • 市販の衣類と同等の色の耐久性があります。
    ただし、染色方法をきちんと守らなかった場合は色落ちします。

【注意事項】
羊毛は、急激な温度変化や雑に扱うとフェルト化します。
精錬、染色後は、放置して自然に常温まで温度を下げてから水洗いをしてください。

染色の前に行なう処理

薬品名 役割
針状石鹸重炭酸ナトリウム 糸または布の油や糊等の汚れや不純物を取り除く。

使用する道具
名称 用途
必ず必要な道具 コンロ お湯で処理する必要があるため
鍋・ボウル・寸胴など 火にかけられる容器で、染める素材がゆったり浸かるぐらいの容器を準備します。
ガラス棒・菜ばし・トングなど ムラ処理防止のため時々染める素材を動かす必要があります。
小さめの容器 粉末の薬品を溶かすため
量り 使用する助剤の量を計量するのに使用します。家庭用の量りでかまいません。
計量カップ 水の量に対して、使用する薬品の量を決める時に使用します。
温度計 0〜100℃タイプ
あると便利な道具 手袋、泡だて器、 ステンレス染色平カギ
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染色

薬品名/染料名 役割

酸性染料

鮮やかな色合いが多いです。
モリトールオイル V-3 均染剤 (むら染めを予防する)
風合いを良くする。
酢酸(濃度:90%) 染着促進剤 (染料の吸収を促進する)

使用する道具
名称 用途
必ず必要な道具 コンロ 沸騰状態で染める必要があるため
鍋・ボウル・寸胴など 火にかけられる容器で、染める素材がゆったり浸かるぐらいの容器を準備します。
ガラス棒・菜ばし・トングなど 染色中は、ムラ染め防止のため時々染める素材を動かす必要があります。
小さめの容器 染料、粉末の助剤を溶かすため
量り 使用する染料を量ります。家庭用の量りでかまいません。
精度の高いタイプは、取り扱っております。
計量カップ 水の量に対して、使用する薬品の量を決める時に使用します。
あると便利な道具 手袋、泡だて器、 ステンレス染色平カギ温度計
色の再現性を求める場合
メスシリンダー 液体の体積を正確に測ります。
メスピペット 液体の体積を正確に測ります。
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染色の後に行なう処理

薬品名/染料名 役割
ウールフィックス (簡易タイプ)
スパシドールFW (高品質タイプ)
色止剤 (水や洗濯などに対する染色堅牢度を向上させる)

使用する道具
名称 用途
必ず必要な道具 鍋・ボウル・寸胴など 耐熱性の容器で、染める素材がゆったり浸かるぐらいの容器を準備します。
ガラス棒・菜ばし・トングなど ムラ処理防止のため時々染める素材を動かす必要があります。
量り 使用する助剤の量を計量します。家庭用の量りでかまいません。
小さめの容器 粉末の助剤を溶かすため
計量カップ 水の量に対して、使用する薬品の量を決める時に使用します。
あると便利な道具 手袋、泡だて器、 ステンレス染色平カギ温度計
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