直接染料


補足事項
  1. 綿・麻・レーヨン等の植物由来の繊維を染める染料で、一番染色方法が簡単です。
  2. 国内外を問わず、染料を製造しているメーカーの染料は取扱い可能です。
    例外として、各小売店オリジナルの染料は三木染料店では取り扱っておりません。
  3. 製造会社によって、染料名の頭の文字列(冠称名)が違いますが同じ染色方法でも問題ありません。

直接染料
特徴
  • 綿・麻・レーヨンなどの植物由来の繊維を染める染料で染色方法が簡単なタイプです。
  • 脱色剤で、脱色可能な種類の色合いが多い染料です。
冠称名
  • ダイレクト
    ダイレクト ファスト
    ダイアゾール

  • スミライト
    スミライト スープラ
    ソロフェニール

  • カヤラス
    シリアス

染められる素材 綿、麻、レーヨン、絹、紙、皮革
入目(内容量) 1kg、500g、100g、50g、10g
※ 1kg以上の大入りの販売も可能です。
使用できる染色技法 浸染
引染め、手描き染め、型染め、筒描き、捺染、ローケツ染め、絞り染め
色合い 和の色、色彩に深みのある色合いが多いです。
購入について オンラインショップ
従来の販売(電話・FAX・メール・店頭販売)
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▼ 直接染料の浸染
染める素材を染料を溶かした水の中に入れて沸騰させて染める染色方法

染色方法 染料・助剤を溶かした水の中に、染める素材を入れて沸騰状態で染料を定着させます。
染められる素材 綿、麻、レーヨン、絹
※ 皮革、紙は染色手順が特殊になります。
染料の使用量 大まかに染める
染料10gで、Tシャツ1枚、ハンカチ(55cm)5枚を濃いはっきりとした色合いに染められます。
薄いと思われた場合は、染料を追加して染め直すと濃くなります。
濃色合いを、薄くする事は無理です。
色合いにこだわる場合/再現性を求めて染める
染める素材の重さに対して、下記の割合で使用する染料を調整します。
淡色 中間色 濃色
1%o.w.f以下 1〜3%o.w.f 3〜8%o.w.f

色の再現性を求める場合は、染める素材の重さに対して使用した染料の量の割合を記録します。
※ 繊維の種類、織りの状態によっても色合いの濃淡の変化がおこります。
染色の注意事項
  • ムラ染め防止のため、染める素材がゆったり浸かるぐらいの火にかけられる容器で染めてください。
  • ムラ染め防止のため、染色中は染める素材を時々動かして染めてください。
  • 必ず、沸騰状態で染めてください。染色浴の温度が低いと色落ちの原因になります。
染色に必要な材料
材料名 用途・役割 販売内容量
直接染料 1kg、500g、100g、50g、10g
※ 1kg以上の販売も可能です。
芒硝(ボウショウ)
別名:硫酸ナトリウム
染料の吸収を促進させる。 30kg、10kg、5kg、1kg、500g、100g
アゾリン 200% ムラ染め防止剤・均染剤 18kg、1.8kg、1kg、500g、100g
ライトフィックスA 色止め剤 20kg、1.9kg、1kg、500g、100g
使用例
ハンカチ 55cm(25g)を1枚を濃い色合いに染める場合
水の量 約1L
(1L以上使用しても問題ありません。)
染料 2g
芒硝 8g アゾリン 200% 1〜2cc
ライトフィックスA 5cc
染色に必要な道具類
名称 用途
必ず必要な道具 コンロ 沸騰状態で染める必要があるため
鍋・ボウル・寸胴など 火にかけられる容器で、染める素材がゆったり浸かるぐらいの容器を準備します。
ガラス棒・菜ばし・トングなど 染色中は、ムラ染め防止のため時々染める素材を動かす必要があります。
小さめの容器 染料、粉末の助剤を溶かすため
量り 使用する染料を量ります。家庭用の量りでかまいません。
精度の高いタイプは、取り扱っております。
あると便利な道具 手袋、泡だて器、 ステンレス染色平カギ温度計
色の再現性が必要な場合 メスシリンダーメスピペット
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